クロージング・オークションにおける注文取消等の不適切な発注形態への対応について
2024年11月5日に導入されましたクロージング・オークションにより、大引けの板寄せを行う前に、注文受付時間(プレ・クロージング)が設けられております。
プレ・クロージングにおいて、予想対当値段に影響を与えるような注文値段の変更や注文取消しがみだりに行われた場合、終値の予見可能性を低下させ、円滑な終値形成を阻害するだけでなく、他の投資家の注文を誘引する恐れがあるなど、終値操作(不公正取引)の疑念を抱かせることになりますので、東京証券取引所及び日本取引所自主規制法人では、以下の不適切な発注形態を重点監視対象と定めておりますので、お取引の際には十分にご注意ください。
プレ・クロージング中の不適切な発注形態
終値決定の板寄せ(15:30)直前の1分間における、予想対当値段への影響を与える注文値段の変更又は取消し(数量削減を含む。以下「注文取消し等」といいます。)を重点監視対象としています。
(取引類型)
- 予想対当値段よりも低い値段の売注文又は高い値段の買注文(売り・買いとも予想対当値段の注文を含みます)の取消し。
- 予想対当値段よりも低い値段から高い値段への売注文の変更又は高い値段から低い値段への買い注文の変更。
※1又は2に該当する注文の取消しや変更のうち、一定の数量以上のもの(同一の投資家が分割して発注したと思われる注文を含みます)を対象とします。
当社のお客様対応について
上記取引に該当する発注が認められた場合には、必要に応じてお客様に注文取消等の理由について、お電話で確認させていただきます。
【ご参考】クロージング・オークションにおける注文取消し等の重点監視に関するガイドライン(東京証券取引所・日本取引所自主規制法人)