先物・オプション取引 用語集  
[サーキット・ブレーカー制度]

サーキットブレーカーとは、相場過熱時に取引を一時中断することで投資家の過熱感を鎮め、冷静な判断の機会を設けるための制度です。
次の(1)及び (2) の条件を満たした場合、サーキットブレーカーが発動(注1)し、取引が10分間中断し、制限値幅の拡大(注2)が行われます。
(1) 中心限月において、制限値幅の上限(下限)値段に買呼値(売呼値)が提示された場合(取引が成立した場合を含む)
(2) その後1分間以上、制限値幅の上限(下限)値段から一定値幅の範囲外の値段で取引が成立しない場合

(注1)次のいずれかの条件に該当した場合は、サーキット・ブレーカーの発動(取引の中断)及び制限値幅の拡大は行われません。
・制限値幅が最大値幅まで拡大された場合
・日中立会及び夜間立会のザラバ終了時刻から20分前以降※に発動基準に該当した場合
(注2)制限値幅の拡大は、サーキットブレーカーの発動状況に応じて、段階的に拡大します。

[裁定取引]
現物株式と株価指数先物取引との間の価格差あるいは株価指数先物の異なる限月間の価格差等に着目し、そのサヤ取りを目的として行われる取引。
[最良指値注文]
価格の限度を指定せずに発注し、最良の売呼値又は買呼値と対当する指値注文。
[指値]
売買値段を指定する注文。
[SPAN®(スパン)]
SPAN®とは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が1988年に開発したリスクベースの証拠金計算方法及びシステムのことで、Standard Portfolio Analysis of Risk®の略称。
ポートフォリオ(先物・オプション取引口座)から生じるリスクに応じて証拠金を計算するため、
(1)限月間ポジションのリスク相殺
    例:日経225先物6月限売りと9月限買い
(2)先物とオプションのリスク相殺
    例:日経225先物と日経225オプション
(3)異なる商品間のリスク相殺
    例:日経225先物とTOPIX先物
が可能となる。
SPAN®の採用により、証拠金の計算方法は合理的かつ効率的になるため、ポートフォリオの内容にもよるが、多くの場合においてSPAN®採用前よりも証拠金額は少なくなる。
<証拠金計算方法>
証拠金所要額=SPAN証拠金額−ネット・オプション価値の総額
SPAN証拠金額
・・・理論上相殺できる損失額を差し引いて、相場の上げ下げ等によりポートフォリオ全体で損失する可能性のある金額。
ネット・オプション価値の総額
・・・オプションが権利行使された場合等に生じるリスクをカバーするために考慮するもので、買いオプション価値の総額から、売りオプション価値の総額を差し引くことによって求める。
 買いオプションの価値とは、オプションを転売し又は権利行使を行った時に受け取れる金銭の額に相当し、売りオプションの価値とはオプションの買戻しを行う又は権利行使の割当てを受けたときに支払う必要がある金銭の額に相当する。
[スプレッド取引]
2つの証券の「金利差」や「価格差」(スプレッド)を利用しておこなう取引のこと。
同一株価指数先物の異なる限月間の価格差、すなわちスプレッドが適正と思われる水準から大きく乖離したときに、割高な限月取引を売付けて、割安の限月取引を買付け、後日、両者の関係が正常に戻った時点で、両方の限月取引について反対の取引を行い、それぞれのポジションを解消することによって利益を得る取引をカレンダースプレット取引(限月間の裁定取引)という。
また、同一株価指数先物の同一限月で異なる市場間の価格差に注目した取引をインターマーケットスプレッド取引(市場間の裁定取引)という。
[スプレッド・ポジション]
権利行使価格又は満期日の異なる同一種類(コール又はプット)のオプションを同数量売り、買い両建てする戦略。先行き強気のポジションと弱気のポジションがあり、いずれも相場が予想通りになったときに一定の利益を得る一方で、予想がはずれた場合の損失を限定することができる。
スプレッドには、権利行使価格の差によるバーティカル・スプレッド、満期日の差によるホリゾンタル・スプレッド、両者を合成したダイアゴナル・スプレッド等がある。
[スペシャル・クォーテーション S.Q.]
株式先物取引や株価指数オプション取引の最終決済を行うための価格(=清算指数)で最終決済期日における始値に基づいて算出される。満期日前に反対売買による決済を行わない時の、清算価格として使用される。
[セータθ]
オプションのリスク指標のひとつで、時間変化に対するプレミアムの変化額を表す。
「セータθ=プレミアムの変化額/残存日数の減少」
オプションの価値は時間の経過とともに減少するが、セータの値が大きくなるほど、1日経過したときのプレミアムの減少が大きくなる。

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