[買いヘッジ] ヘッジ取引のうち、例えば、先行き相場の上昇が予想され、将来の一定時期に株式を取得することを計画している場合は、株価指数先物取引を買建てておき、予想通り相場が上昇したときは、株価指数先物取引を転売して利益を得、これを現物株式の購入資金に加えることにより、現物株式の取得前の上昇による機会損失をカバーしようとする取引。
[カバード・コール] 現物ポートフォリオ等とコールの売りを組み合わせた戦略。現物保有の期間が比較的短く、かつ相場の先行きにやや強気の場合、保有ポートフォリオに見合う数量のコールを売建てておき、予想通り相場が上昇した場合には現物株式の値上りによる利益とコールの売建てによる損失が相殺されるが、プレミアム分の利益を得ることができ、相場が大きく上昇して権利行使が行われても、コールの売建てに伴うプレミアム分が確保できる。 一方、相場が下落した場合には損失となるが、コールを売らなかった場合よりも損失がプレミアム分だけ少なくて済む。
[ガンマγ] オプションのリスク指標のひとつで、原資産価格の変化に対するデルタの変化額のこと。
「ガンマγ=デルタの変化額/原資産価格の変化額」
ガンマの値が大きくなるほど、原資産価格が変化した際のデルタの変化が大きくなる。
[クロージング・オークション] 取引終了時の取引方法について、取引開始時と同様、板寄せに参加するための注文受付時間を設け、注文受付の締切と同時に板寄せを行う仕組み
[限月] ある先物(オプション)の期限が満了となる月のこと。
各商品の取扱限月は下記となります。
銘柄名 |
限月 |
日経225先物
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3、9月の直近の3限月と6、12月の直近の10限月
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ミニ日経225先物
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3、9月の直近の3限月と6、12月の直近の10限月およびマンスリー限月(3、6、9、12月以外の限月)のうち直近の3限月
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日経225オプション
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通常限月
3、9月の直近の3限月と6、12月の直近の10限月および・マンスリー限月(3、6、9、12月以外の限月)のうち直近の6限月(全19限月)
週次設定限月(weeklyオプション)
通常限月が設定されている週を除く全4限月(週次)
合計23限月
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TOPIX先物
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3月、6月、9月、12月のうち最も近い5限月
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JPX日経400先物
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東証グロース市場250指数先物
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ミニTOPIX先物
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東証REIT指数先物 日経平均VI先物
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直近の連続する8か月の8限月取引
※各限月取引の期間は8か月
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NYダウ先物
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3月、6月、9月、12月の4限月取引
※各限月取引の期間は1年
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[原資産] 先物取引・オプション取引の権利行使の対象となる商品。
[権利行使価格]オプション取引の買方が、権利行使したときに、原資産を取引できる価格のこと。
オプション銘柄の権利行使価格の設定は下記となります。
日経225オプション |
日経平均株価の終値を中心に下記方法により設定
■通常限月
・ 残存期間が3か月超の場合 …250円刻みで上下16種類以上
・ 残存期間が3か月以内の場合 …125円刻みで上下16種類以上
■週次設定限月(weeklyオプション)
125円刻みで上下8種類
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[コール・オプション] ある商品(原資産)を将来のある期日(満期日)までに、あらかじめ決められた特定の価格(権利行使価格)で買う権利。
[コンバージョン] 裁定取引の手法の一つ。 コール売りとプット買いによる合成先物売りポジションと先物の買付けを組み合わせる戦略。先物の価格が理論価格よりも安く、一方、オプションの価格(コール、プットとも)がほぼ理論価格通りであるような場合の戦略。
[コンビネーション・ポジション]コールとプット双方の買い又は売りを組み合わせるもので、価格の変化の程度即ち ボラティリティが変わることを予想した戦略。 コンビネーションには、限月と権利行使価格が同一のコールとプットを組み合わせたストラドル、限月は同一であるが、権利行使価格が異なるコールとプットを組み合わせたストラングル等がある。
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