新規注文を出す
新規注文を出します。新規注文は、お客さまの建玉余力が必要保証金を上回っている場合に発注できます。

- SBI FXでは、前受制をとっているため、新規注文を行う前に適切な額の預託保証金をお預けいただく必要があります。取引の前に、お客さまの証券総合口座からSBI FX取引口座に振替を行ってください。
「入金/出金の振替指示を行う」
- 必要保証金の計算式は、「基準レート×取引数量×レバレッジコースごとの保証金率」です。通貨ペア別に定められている、レバレッジコースごとの保証金率は、「サービス概要」を参照してください。
- 建玉余力の範囲内であっても、総建玉限度金額を超える新規注文を行うことはできません。総建玉限度金額は、「口座管理」画面の「口座情報」タブで確認できます。
「口座情報を確認する」
- お客さまの口座状況が条件に満たない場合、注文が失効したり、取り消されたりすることがあります。
「注文の失効/注文の自動取消」
- 約定後、相場の急激な変動などにより、損失が実質保証金の額を超えた場合は不足金の入金が必要になります。また、実質保証金額が建玉金額の4%を下回った場合は預託保証金の充当が必要になります。
「不足金の差入れ」「不足保証金」

- 注文時の取引単位は、通貨ペアによって1,000通貨単位あるいは10,000通貨単位から選択できます。
- 1注文における取引数の上限は、米ドル/円が300万通貨、その他の通貨ペアが500万通貨です。
注文パターン
新規注文では、以下の注文パターンを選択できます。
注文パターン | 説明 |
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通常 | 新規売または新規買を、成行/指値/逆指値で発注する通常の注文です。 |
IFD | 2つの注文(新規注文とその決済注文を組み合わせた注文)を同時に出しておき、最初の注文が約定したら、もう一方の注文が有効になる注文方法です。「If Done=もし約定したら」を意味しています。
最初の注文が約定しない限り後者の注文は無効として扱われます。なお、決済注文が指値で約定する際、お客さまにとって有利なレートで約定することがあります。
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OCO | 異なる2つの注文を出しておき、どちらか一方が約定したら残りは自動的にキャンセルされる注文方法です。「One Cancels Others=ひとつが約定したら、もう一方はキャンセル」を意味しています。 |
IFDOCO | IFDOCOは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。「買い注文と一緒に利食い/損切りの両サイドに決済注文を出しておきたい」といった具合に、リスクを限定する注文ができます。なお、決済(OCO)注文が指値で約定する際、お客さまにとって有利なレートで約定することがあります。 |
トレール | 逆指値注文に値幅指定機能を追加する注文です。逆指値注文の際に、値動きによって売り逆指値価格を引き上げたり、買い逆指値価格を引き下げたりすることができます。
たとえば、現在値 売(Bid)100円のときに「99.50円の逆指値売注文」に50銭のトレール幅を設定した場合は、以下のように約定します。
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トレール注文により、「発注以降の価格上昇により順次更新された高値100.30円から50銭(トレール幅)下がった99.80円の時点で成行で売る」という指示を出すことができます。
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新規注文を出す
- 1. 「マーケット」のレート一覧で、対象の通貨ペアをタップする
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- 2. トレードメニューで、「新規注文」ボタンをタップする
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- 3. 注文パターンを選択する
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- 4. 注文内容を入力する
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選択した注文パターンに応じて、注文内容を入力します。
通常
項目 説明 取引 「新規売」または「新規買」を選択します。 執行条件 価格の指定方法を「成行」「指値」「逆指値」から選択します。 価格 「執行条件」で「指値」「逆指値」を選択した場合に、指定価格を入力します。 通貨ペアごとの呼値の単位(入力の単位)は、「価格入力について」を参照してください。数量 タップすると、数値パッドが表示され、対象の通貨ペアで選択できる取引倍率が表示されます。取引倍率を選択し、数量を入力します。 各通貨ペアで選択できる取引倍率は、以下のとおりです。- 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、NZドル/円、豪ドル/円:
「×1,000」「×10,000」 - メキシコペソ/円、人民元/円、香港ドル/円、韓国ウォン/円:
「×100,000」 - その他の通貨ペア:「×10,000」「×100,000」
1注文における取引数の上限は、米ドル/円が300万通貨、その他の通貨ペアが500万通貨です。有効期限 「無期限」または「日時指定」を選択します。「日時指定」を選択した場合は、注文執行の有効期限とする日時を指定します。最長で1ヵ月先まで指定できます。 - 「執行条件」や「数量」など、取引で入力が必要な項目の初期値を変更できます。
「新規注文・決済注文設定を行う」
- 「注文可能数量(参考)」は、お客さまの建玉余力をもとに、画面表示時点で新規注文が可能な数量の合計を算出した参考値(両建ての場合を除く)です。注文可能数量(参考)の上限で約定すると、預託保証金率が100%を下回ることがあるため注意が必要です。
「注文可能数量(参考)=建玉余力÷1取引単位あたりの必要保証金」
IFD
新規注文とその決済注文を組み合わせた注文パターンです。最初の注文が約定したら、もう一方の注文が有効になります。新規注文は「新規売」「新規買」のいずれかを選択し、決済注文とともに、執行条件や価格を指定します。
各項目の入力方法は、「通常」と同様です。OCO
異なる2つの注文を出しておき、どちらか一方が約定したら残りは自動的にキャンセルされる注文パターンです。それぞれ「新規売」「新規買」のいずれかを選択し、執行条件や価格を指定します。
各項目の入力方法は、「通常」と同様です。IFDOCO
新規注文が約定したら、2つの決済注文(指値または逆指値)のいずれか一方で約定し、残りは自動的にキャンセルされる注文パターンです。新規注文は「新規売」「新規買」のいずれかを選択し、2つの決済注文とともに、執行条件や価格を指定します。
各項目の入力方法は、「通常」と同様です。トレール
逆指値注文に値幅指定を追加する注文パターンです。注文後の値動きにより高値または安値を付けたら、そこからトレール幅分の値幅の価格で約定するように設定します。「新規売」「新規買」のいずれかを選択し、価格とトレール幅を指定します。
「トレール幅」以外の各項目の入力方法は、「通常」と同様です。項目 説明 トレール幅 トレール幅を入力します。 例)1円50銭のトレール幅を設定する場合、「1.500」と入力します。 - 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、NZドル/円、豪ドル/円:
- 5. 取引パスワードを入力し、「注文確認」ボタンをタップする
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- 「取引パスワード」の右側の「保存」をオンにすると、次回以降の入力を省略できます。
- 6. 注文内容を確認し、「注文発注」ボタンをタップする
-
「注文を受付けました」というメッセージが表示され、注文が完了します。
- 正しく注文できたかを確認する方法は、「注文状況を確認する」を参照してください。
価格入力について
通貨ペアごとに、注文時の価格入力で用いる呼値の単位(入力の単位)が定められています。
各通貨ペアの呼値の単位は、以下のとおりです。
-
通貨ペア 呼値の単位 米ドル/円 0.001円 ユーロ/円 0.001円 ポンド/円 0.001円 豪ドル/円 0.001円 NZドル/円 0.001円 南アフリカランド/円 0.001円 トルコリラ/円 0.001円 カナダドル/円 0.001円 スイスフラン/円 0.001円 メキシコペソ/円 0.001円 人民元/円 0.001円 ブラジルレアル/円 0.001円 ロシアルーブル/円 0.001円 シンガポールドル/円 0.001円 香港ドル/円 0.001円 ノルウェークローネ/円 0.001円 スウェーデンクローナ/円 0.001円 韓国ウォン/円 0.001円 ポーランドズロチ/円 0.001円 ユーロ/米ドル 0.00001米ドル ポンド/米ドル 0.00001米ドル 豪ドル/米ドル 0.00001米ドル NZドル/米ドル 0.00001米ドル ユーロ/豪ドル 0.00001豪ドル ポンド/豪ドル 0.00001豪ドル ユーロ/NZドル 0.00001NZドル 豪ドル/NZドル 0.00001NZドル ユーロ/ポンド 0.00001ポンド 米ドル/カナダドル 0.00001カナダドル 米ドル/スイスフラン 0.00001スイスフラン ユーロ/スイスフラン 0.00001スイスフラン ポンド/スイスフラン 0.00001スイスフラン 豪ドル/スイスフラン 0.00001スイスフラン 米ドル/人民元 0.00001人民元
注文の失効/注文の自動取消
新規注文約定時の失効処理
指値・逆指値での注文約定時に、お客さまの「実預託額」が必要保証金(基準レート×取引数量×レバレッジコースごとの保証金率)に満たない場合には、当該注文は失効します。なお、繰越注文も同様の取扱いとなります。
実預託額の計算式は、以下のとおりです。
実預託額=預託保証金±総評価損益合計-出金依頼金額-現引依頼金額 |
成行での注文約定時に、お客さまの「建玉余力」が必要保証金(基準レート×取引数量×レバレッジコースごとの保証金率)に満たない場合には、当該注文は失効します。
建玉余力の計算式は、以下のとおりです。
建玉余力=実質保証金-必要保証金-新規注文保証金 |

- 注文単位での失効となり、部分約定(10単位のうち3単位約定など)はされません。
- 注文の失効は、「注文照会」画面で確認できます。
新規注文の自動取消
既に建玉があり、かつ未約定の新規注文がある場合において、預託保証金率が100%を下回った場合、当社は即座にすべての未約定の新規注文を取り消します。
不足金の差入れ
お預かりしている実質保証金を超える損失が発生しないようロスカット・ルールを設けていますが、相場の急激な変動などにより損失が実質保証金の額を超える場合があります。決済の結果損失が発生し、実質保証金で充当できない場合は、不足金を翌営業日15:30前までに入金していただきます。
ご入金いただけない場合は、遅延損害金をいただきます(日歩4銭、年利14.6%)。なお、当社でお預りしている金銭、MRFまたは信用取引委託保証金から当社が任意に充当させていただきます。また、当社でお預りしている株式なども、充当のため任意で売却する場合があります。
不足保証金
保証金率判定時刻における証拠金規制により、判定時刻においてお客さまの実質保証金額が建玉金額の4%を下回っている場合には、不足保証金が発生します。その場合、追加で保証金の預託または既存建玉の全部または一部を決済することにより、不足額を充当いただかなければなりません。期限までに不足預託保証金を充当しなかった場合には、お客さまの全建玉が強制決済となります。
なお、不足保証金の充当期限内であったとしても、不足額の充当の有無にかかわらず、相場変動にともないロスカットに至る場合もありますのでご注意ください。

- 両建て取引(同一通貨ペアの売付けおよび買付け建玉となる状態)をされている場合、売建玉または買建玉の数量を比べ、大きい方の数量分に対し必要保証金を計上します。必要保証金の計上されていない少ない数量分の売建玉または買建玉を決済した場合、不足預託保証金の充当には含まれません。詳しくは、よくあるご質問を参照してください。