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海外ETFの特長と魅力

ETFとはExchange Traded Fundの略称で取引所に上場されている投資信託を指します。 ETFは、株価等の動きに連動するよう運用されていることから、価格がわかりやすく投資判断がしやすいため、これから外国株式への投資を検討されている方に適した商品であるといえます。

サブプライム・ローン(低所得者向けの住宅ローン)問題に端を発した全世界的な金融危機の影響で、市場からの資金流出、株価の下落、雇用減少、消費減退、景気の後退と、悪循環が悪循環を呼ぶ環境の中、多くの金融商品から資金の流出が続いています。そんな中、ETFはその上場本数を堅調に伸ばしています。

ETFの残高と本数の推移表

ETFの特長

ETFの特長は大きく分けて以下の4点が挙げられます。

1

株価指数等に連動することを目的として運用されるため、値動きや損益の判断が簡単。

2

投資信託と比較して、保有コスト(管理報酬)が安い。

3

取引所で売買されるため、株式と同様にリアルタイムで株価が動き、相場を見ながら注文を行うことができる。・・・株の良いところ

44

指数に連動することを目的として運用されるため、自分で個別銘柄を選定してポートフォリオを組む必要がない。・・・投資信託(インデックスタイプ)の良いところ

ETFとは、つまり 投資信託と株を掛け合わせた、美味しいとこ取りの金融商品 です。
さらに、ETFの中でもニューヨーク証券取引所や香港証券取引所などの 海外の市場に上場しているETF を
「海外ETF」 といいます。

ETFの魅力とは?

ETFに資金が流入している理由の一つには「クレジットリスクの分散効果」が期待できることにあります。
海外ETFは株価指数等に連動することを目的として運用されているインデックスタイプの金融商品で、多くのETFは市場を構成する全ての銘柄に投資を行います。そのため、個別銘柄を保有する場合に比べて、クレジットリスク(企業の倒産リスク)を低く抑えることができるのです。

ETFの魅力はそれだけではありません。
ここでETFの魅力を語るときに欠かせない3つのキーワードをあげてみましょう。

ETFを語るときのキーワード

1. 透明性 〜ガラス張りの金融商品〜

2. 低コスト 〜管理報酬は年率0.025%から〜

3. 国際分散投資 〜日本にいながら世界の市場へ投資が可能〜

1

透明性とは? 〜ガラス張りの金融商品〜

通常の投信

運用会社の恣意性が介在する、つまり運用会社がどの銘柄にどれだけの比重で投資を行うか判断している。

ETF

特定の指数に連動することを目的として運用されるので、組入れられている銘柄は必然的に指数の構成銘柄とほぼ等しくなる。

例えば、TOPIX(東証株価指数:TOPIXはTokyo Stock Price Indexの略称、東証市場第一部に上場している全ての日本企業を対象とした時価総額加重型の株価指数)を連動指数とするETFは一般に、TOPIXの組入れ銘柄をTOPIXの組入れ比率と同様に組入れることで、TOPIXに連動する運用を目指している。

2

低コストとは? 〜管理報酬は年率0.025%から〜

通常の投信

運用会社だけでなく、販売会社(金融商品を販売する会社、一般に証券会社のこと)に対しても信託報酬を払い続けなければならないため、信託報酬が高くなってしまう。

ETF

株式市場で直接購入するため、販売会社向けの信託報酬がかからない。

例えば、当社で取扱いのあるETFで管理報酬が低く設定されているETFは

トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(02800)  年率 : 0.025〜0.050%
バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF(VTI)  年率 : 0.07%
SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)  年率 : 0.0945%

などがあげられます。

3

国際分散投資とは? 〜日本にいながら世界の市場へ投資が可能〜

先進国や新興国、グローバルな地域や特定の国だけなど、ETFには様々な銘柄があり、これらを通じて世界へ投資を行うことができます。
当社でお取引可能なETFには、日本を除く先進22カ国の主要企業の株式によって構成されるMSCIコクサイ指数に連動する「iシェアーズ・MSCI・コクサイ・インデックス・ファンド」(TOK)などのグローバル型ETFや、アルゼンチン、ブラジル、チリを始めとする計26ヶ国のエマージング・マーケットの指数から構成されているMSCI エマージング・マーケット・インデックスに連動する「iシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンド」(EEM)などの新興国型ETF、米国S&P500指数に連動する「SPDR S&P 500 ETF トラスト」(SPY)などの先進国型ETFがあります。
これらの株価指数に連動するETFに加えて、債券の指数に連動するETFや商品指数に連動するETFなどもあり、投資スタイルに合わせたETFを選択することができます。

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