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使い方いろいろ!業種別ETF(TOPIX-17シリーズETF)

株式は外部環境の影響で、業種毎に異なる動きをすることがあります。

業種別ETF(TOPIX-17シリーズETF)が連動を目指す、TOPIX-17シリーズは、東京証券取引所の第一部市場に上場している全銘柄を17業種に分けた時価総額加重型の株価指数です。指数の基準日は2002年12月30日で、この日の各業種の時価総額を100ポイントとして、現在の時価総額がどの程度であるかを示しています。
※東証では、第一部上場銘柄を33業種に分類して、業種別株価指数を算出・公表しています。TOPIX-17はそれらの33業種を次のように17業種に集約したものです。

TOPIX-17と東証33業種の業種区分

業種毎の年間騰落率(年率リターン)のランキングを見ると、業種毎に値動きの特性があるのがお分かりいただけます。

TOPIX-17シリーズとTOPIXの年間騰落率(2013年〜2017年)

例えば、国内外の景気変動を受けて大きく変動するセクターを景気敏感セクターといいます。素材・化学(1620)、自動車・輸送機(1622)、機械(1624)、電機・精密(1625)等がこれにあたります。景気や企業業績の好調さを背景に株価が上昇する局面で、これらのセクターはTOPIXをアウトパフォームする確率が高まります。

一方、不況の時や日経平均株価が下がり続ける状況でも、値下がり率が低く「底堅い動き」をするセクターをディフェンシブセクターと言います。ディフェンシブセクターは、為替や世界の景気変動の影響を受けにくい銘柄群で、業種としては、食品(1617)、医薬品(1621)等の生活必需品や電力・ガス(1627)、運輸・物流(1628)等のインフラ系等があります。

その他、金利敏感セクターと呼ばれる、銀行(1631)や不動産(1633)等、金利変動の影響を受けやすい業種もあります。

考え方次第で様々な使い方が可能な業種別ETF。月次レポート等で値動きや組入上位銘柄等の特徴を確認した上でご活用下さい。