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「投資対象国」のご紹介(1)シンガポール

「富裕層向け資産運用センター」「カジノ総合リゾート」で躍進する都市国家

ヒト・モノ・カネを呼び込む産業政策

シンガポールの産業政策は、世界のハブ(中心)となる企業集積を重視し、インフラを整備して国内外からヒト・モノ・カネを呼び込んでいます。法人税は17%と低く、企業誘致に向けた税制優遇も手厚いものになっています。
また、シンガポールはキャピタルゲイン課税がゼロで、相続税もかかりません。個人所得税の最高税率は20%と非常に低く、資産運用に有利な環境となっているため、富裕層がシンガポールに移住し金融機関の預かり資産が増えています

世界の国別競争力ランキング2位のシンガポール

世界の国別競争ランキングとは、142カ国を対象に経済指標やアンケート調査に基づき作成されるもので、Basic requirements(政治、経済、インフラ、健康、教育などの基礎的条件)、Efficiency enhancers(ビジネスを効率的に行うための環境など)、Innovation and sophistication factors(ビジネスの革新性や洗練度)について評価されます。

「カジノ総合リゾート」で躍進する都市国家

シンガポールでは外国人観光客数と観光収入が増えています。2010年に開業した2ヶ所の大型カジノ周辺のアジア諸国から富裕層を引きつけ、小売など周辺産業にも恩恵をもたらしました。
こうした波及効果で観光産業の伸びはシンガポール経済成長の原動力となり、2010年実質国内総生産(GDP)成長率は14%台に急加速しました。
政府は、2015年に年間外国人観光客数17百万人、年間観光収入300億シンガポール・ドルとすることを目標としています。

マザーファンドの運用実績

「投資対象国」のご紹介(2)タイ

自動車産業の集積地として成長する「アジアのデトロイト」

アジアの主要な自動車輸出国

アジアの主要な自動車輸出国であるタイは、主にトヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車などの日本の完成車メーカーの直接投資によって自動車セクターを加速させています。トヨタ自動車のタイ工場は56秒で1台の自動車を生産し、そのスピードは世界に約50ある同社の完成車工場で最速です。 また、自動車以外にも世界の主要なHDD生産メーカー4社は、その生産台数の半分をタイで生産するなど、タイの素材・部品産業の集積は周辺国の追随を許していません。洪水の影響は当面残るものの、タイの輸出基地としての重要性には変化はないものと思われます。

タイの自動車産業は、日本企業の直接投資により大きく成長しています。 タイに進出する最大の外国企業であるトヨタ自動車は、年間30万台以上の自動車を生産しています。
また、輸出額が増加するに従って、タイにおける自動車販売台数も順調に増えています。

マザーファンドの運用実績

「投資対象国」のご紹介(3)マレーシア

大規模なインフラ開発により建設部門を中心に高成長が続く見通し

マレーシア政府の景気浮揚策:持続的な成長を促進するための政府支出

公的部門へのマレーシア政府支出の総額は、2012年に前年比+7.9%の増加が見込まれており(2011年は同+22.1%の増加見通し)、マレーシアの成長を下支えするとみられています。
マレーシアのナジブ首相は、2011年7月に大規模インフラ開発計画である「大量高速輸送プロジェクト(MRT)」を立ち上げました(完了は1年半後)の見通し)。
同プロジェクトの予算は総額200億リンギ(約4800億円)前後と推定されており、高い経済成長効果が見込まれています。

他にも、総額60億リンギ(約1440億円)規模の学校・病院、総合輸送ターミナルなどの大規模インフラ開発プロジェクト、住宅建設のための官民パートナーシップ(PPP)促進ファンドへの出資(25億リンギ(約600億円))などの景気刺激策があります。
こういった政策により、マレーシアにおける建設業のGDP成長率は、2012年には+7.0%(予測)と倍増する見通しです。

マザーファンドの運用実績

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