先物・オプションの口座管理/振替指示をする

「口座情報」画面では、余力や各種証拠金の確認、証拠金の振替の確認などができます。

ここでは、「口座情報」画面から振替を指示する方法について説明します。

「口座情報」画面の構成

「口座情報」画面は、ツールバーの「先物OP」メニューで「口座情報」ボタンをクリックすると表示されます。

「口座情報」画面では、受入証拠金/必要証拠金/拘束金額などの確認、証拠金や不足金の振替ができます。

番号 項目名 説明
(1)
  • 「総合口座⇒先物OP口座」ボタン
  • 「先物OP口座⇒総合口座」ボタン
証拠金の振替指示を行います。
「口座/履歴」画面から振替を指示する
(2) 最新の情報に更新 口座情報を、最新の状態に更新します。
(3) 先物・オプション余力 以下の計算式で計算された先物・オプション余力が表示されます。
先物・オプション余力=「受入証拠金」-「必要委託証拠金」-「拘束金額」
(4) 決算損益サマリー(当日)
  • 当日に決済した先物・オプションの損益(諸経費も考慮)の合計が表示されます。
  • 決済の詳細は、先物・オプション取引サイト(PCサイト)の「履歴」>「決済明細」で日付や商品を指定してご確認ください。
補足
  • 当該合計は取引日ベースでの計算となり、夜間立会から日中立会終了までが対象となります。
  • 決済損益は新規建と決済との差損益により計算されるため、日中立会終了時で建玉を持ち越した場合も、清精算値と決済との差損益での計算ではありません。
(5) 評価損益合計 先物・オプションの評価損益の合計が表示されます。
(6) 証拠金維持率 先物・オプションの証拠金維持率が表示されます。
(7)
  • 受入証拠金
  • 必要委託証拠金
  • 維持証拠金(参考)
  • 拘束金額
証拠金や拘束金額の内訳が確認できます(注文を含む)。
受入証拠金/拘束金額の計算方法
(8) デルタ
  • オプション価格の変化額/原資産価格の変化額が表示されます。
  • デルタは0から絶対値1の間の値となり、デルタ値が絶対値1に近づくほど、オプション価格は原資産の価格変動の影響を大きく受けることとなります。
ベガ
  • オプション価格の変化額/ボラティリティの変化幅が表示されます。
  • ベガは、権利行使価格、満期日が同じであれば、プット、コールとも同一の値となり、アット・ザ・マネーで最大となります。
ガンマ
  • デルタ値の変化幅/原資産価格の変化額が表示されます。
  • ガンマの値が大きくなるほど、原資産の価格が変動したときのデルタの変化が大きくなり、ガンマが小さくなれば、原資産の価格が変動してもデルタの変化は小さくなります。
セータ
  • オプション価格の変化額/残存日数の減少が表示されます。
  • オプションの価値は時間の経過とともに減少しますが、セータの値が大きくなるほど、1日経過したときのオプション価格の減少が大きくなります。
(9) 追加証拠金や損金・不足金など 追加証拠金/不足金/必要入金額などを確認できます。
(10) 建玉および注文中数量/制限縦玉数量 建玉数量、注文中数量、制限建玉数量を確認できます。
建玉上限枚数の個別審査
受入証拠金/拘束金額の計算方法

以下の計算式で計算された金額が表示されます。

  • 受入証拠金=「証拠金差入金額」+「翌日受渡額」
  • 翌日受渡額=「先物決済受渡代金」+「OPプレミアム受渡代金」
  • 拘束金額=「先物建玉評価損」+「買OP購入代金」+「手数料など」

計算式内の各項目は、以下の方法で算出されます。

項目名 説明
先物建玉評価損 先物建玉における前営業日の値洗い時の価格(当日約定の建玉の場合は、当該建値)と現値を比較した当日評価損益合計がマイナスの場合は、そのマイナス金額の絶対値。(プラスの場合は考慮されませんのでご注意ください。)
買OP購入代金
  • 発注したオプションの買い注文が約定したと仮定した場合の受渡代金相当額。
  • 受渡代金相当額は、発注時に入力した価格をもとに計算しますが、執行条件によって計算方法が異なります。
  • 成行注文/最良指値注文/引成注文の場合:現在値(現在値がない場合は直近清算値)の1.4倍の価格
  • 逆指値注文の執行条件が成行注文の場合:発注時に入力した価格と、現在値(現在値がない場合は直近清算値)の1.4倍の価格の、いずれか大きいほうを選択
手数料など 約定済の先物建玉にかかる手数料、および未約定の先物売買注文が約定した場合にかかる手数料。以下のように計算されます。
  • 必要委託証拠金=「当社証拠金(注文含む)」-「当社Net Option Value」
    ※当社証拠金=「取引所証拠金(注文含む)」×掛目(1.0)
  • 維持証拠金(参考)=「当社証拠金(建玉のみ)」-「当社Net Option Value」
    ※当社証拠金=「取引所証拠金(建玉のみ)」×掛目(1.0)
  • 追加証拠金=「維持証拠金(参考)」-「受入証拠金」
    ※プラスのときのみ計算します。
補足 証拠金に対する掛目は、指数/有価証券価格の変動状況などを考慮のうえ、与信管理の観点から、当社の独自の判断により一律、またはお客さまごとに変更されることがあります。
建玉上限枚数の個別審査

先物・オプション取引の建玉上限枚数は、別途ご申請ください。ご申請受領後、個別審査を実施させていただきます。

個別審査については、以下の点をあらかじめご了承ください。

  • お客さまの属性、お預り資産、金融資産、取引手法などをもとに審査を行います。
  • 審査の結果、お客さまのご意向にそえない場合もございます。なお、その場合の理由についても開示しておりません。
  • 審査には数日間お時間を要します。

なお、建玉上限枚数の引き上げをご希望のお客さまは、該当のQ&Aサイトを参照してください。

「口座/履歴」画面から振替を指示する

総合口座から先物・オプション取引口座へ、先物・オプション取引口座から総合口座へ、それぞれ振替を指示できます。

1. 振替方法を選択する

「総合口座⇒先物OP口座」ボタンをクリック:証券総合口座から先物・オプション取引口座へ振替

「先物OP口座⇒総合口座」ボタンをクリック:先物・オプション取引口座から証券総合口座へ振替

「振替指示」画面が表示されます。

重要 「重要なお知らせ」が未確認の場合は、「総合口座⇒先物OP口座」ボタンをクリックしても「振替指示」画面が表示されません。重要なお知らせを確認し、「確認」ボタンをクリックしてから、振替指示を行ってください。
補足 追加証拠金/不足金の振替は「総合口座⇒先物OP口座」ボタンをクリックしてください。
2. 振替可能金額の範囲内で振替金額を入力する

「総合口座⇒先物OP口座」で当日振替を指示する場合は、「当日扱い」を選択してください。

「先物OP口座⇒総合口座」の場合
重要 追加証拠金/不足金が発生した場合は、発生日の翌営業日15:30前までに、当日扱いで振替手続きを行ってください。
3. 「取引パスワード」を入力し、「振替指示確認」または「入力内容確認へ」ボタンをクリックする
「総合口座⇒先物OP口座」の場合
「先物OP口座⇒総合口座」の場合

「振替指示確認」画面が表示されます。

4. 振替指示内容に間違いがないことを確認し、「振替指示」または「お申込」ボタンをクリックする
「総合口座⇒先物OP口座」の場合
「先物OP口座⇒総合口座」の場合

「振替指示を受け付けました」のメッセージが表示されて、振替が完了します。

振替指示可能金額について

信用取引口座を開設されていないお客さまの場合

以下(1)~(3)の最小値を、「当日扱い」の「総合口座⇒先物OP口座」の指示可能金額とします。

  1. (1)当日計上入金の合計額
  2. (2)翌営業日扱いの出金可能額(指定銀行などに振込を行う場合の出金可能額)
  3. (3)当日の残高の利用可能残高(当日の残高(MRF/預り金)から、「当日受渡の支払代金」「即日現金徴収銘柄の買付代金、乗換売買、日計り取引などが発生している場合の拘束金など」を控除した金額)
補足 (1)の当日計上入金額は、メインサイトの「口座管理」>「買付余力」画面の精算予定一覧で確認できます。
信用取引口座を開設されているお客さまの場合

以下(1)~(2)の最小値を、「当日扱い」の「総合口座⇒先物OP口座」の指示可能金額とします。

  1. (1)翌営業日扱いの出金可能額(指定銀行などに振込を行う場合の出金可能額)
  2. (2)当日の残高の利用可能残高(当日の残高(保証金)から、「当日受渡の支払代金」「即日現金徴収銘柄の買付代金、乗換売買、日計り取引などが発生している場合の拘束金など」を控除した金額)